OLC (TYO:4661):19970円(+525円)
大幅反発。
前日に第1四半期決算を発表、営業損益は171億円の黒字となり、前年同期比259億円の損益改善となっている。
市場想定は120億円程度の黒字であったとみられる。
入園者数は会社計画を下回っているが、1人当たりの売上などは計画を上回っているもよう。
業績予想は従来計画を据え置いている。
足元での新型コロナ感染再拡大などで先行き不透明感も強まりつつあったが、上振れ決算が安心感につながる状況へ。
キーエンス (TYO:6861):52850円(-1080円)
反落。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は1028億円で前年同期比10.1%増となり、市場予想を100億円程度下回っている。
中国ロックダウンに伴う物流停滞の影響などがコンセンサス未達の要因とみられる。
中国以外の地域は順調に推移しているほか、ロックダウンの影響はあくまで一時的とみられるものの、好決算期待の高い銘柄でもあるため、ひとまず実績値の下振れが売り材料視される格好に。
アドバンテス (TYO:6857):7890円(+350円)
大幅反発。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は448億円で前年同期比71.4%増となり、350億円程度の市場コンセンサスを大きく上振れている。
つれて、通期予想も上方修正、従来の1500億円から1700億円、前期比48.2%増に引き上げ。
コンセンサスは会社計画並みであったため、足元で強まりつつあった過度な先行き懸念は後退する方向に。
また、発行済み株式数の5.3%に当たる1000万株、500億円上限の自社株買いも発表。
ルネサス (TYO:6723):1253円(-118円)
大幅続落。
前日に第2四半期決算を発表、4-6月期Non-GAAPベースでの営業利益は1453億円で前年同期比2.4倍、前四半期比7.2%増となっている。
前四半期比では、産業・インフラ・IoTセグメントの増益幅が大きかった。
一方、7-9月期営業利益は売上予想の中央レンジで1325億円としている。
とりわけ、為替影響を除くと車載向けの売り上げ伸び悩みを想定しているもようで、ネガティブに捉える動きが優勢のもよう。
村田製 (TYO:6981):7729円(-230円)
大幅反落。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は886億円で前年同期比15.7%減益、市場コンセンサスを70億円程度下回る着地になっている。
中国ロックダウンの影響による売上伸び悩み、原材料費上昇などが減益要因に。
通期予想4400億円、前期比3.8%増、為替前提1ドル=120円は変更していないが、スマホ及びPCの販売不振によるセット台数の減少を見込むとしている。
業績上振れへの期待などは後退する状況とみられる。
エンバイオHD (TYO:6092):575円(+12円)
大幅に3日ぶり反発。
再生可能エネルギーを用いたコーポレートPPA(電力購入契約)事業会社のMaF合同会社(東京都新宿区)の出資持分の90%を取得し、子会社化すると発表している。
FIT制度に依存しない事業モデル構想の一環で、コーポレートPPAに特化した再生可能エネルギー発電事業を行うことが目的。
コーポレートPPAは、電力需要家である企業が発電事業者(MaF)との間で結ぶ再生可能エネルギー電力の購入契約。
ユーザベース (TYO:3966):827円(+59円)
大幅に3日ぶり反発。
経済産業省が定める事業適応計画(成長発展事業適応計画)の認定を受けたと発表している。
コロナ禍に生じた欠損金を対象に最長5事業年度の間、繰越欠損金の控除上限を投資実行金額の範囲内で最大100%(現行50%)に引き上げる特例措置を受けられる。
認定を受けた会計年度の純利益が改善する効果がある。
繰延税金資産の計上額は、今後速やかに開示する。
業績予想も修正の必要が生じた場合は直ちに開示するとしている。
リボミック (TYO:4591):207円(+4円)
大幅高。
変形性関節症治療薬として開発中のRBM-010(抗ADAMTS-5アプタマー)に関する物質特許について、米国及びシンガポールで特許査定を得たとの通知があったと発表している。
両国のほか、日本や欧州、中国、韓国を含む複数国に出願している。
ADAMTS-5はADAMTS酵素ファミリーに属するアグリカナーゼ。
変形性関節症の患者数は、日本で2500万人以上、世界で約2億4000万人以上と推定されているという。
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