欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、タカ派的な米FOMC議事要旨でドル売り後退

Fisco

発行済 2022年08月17日 17:25

17日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
前日から1円程度上昇し、調整の売りが先行する見通し。
ただ、今晩公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はタカ派的な内容とみられ、ドルは売りづらい展開となりそうだ。


みずほ銀行の日銀当座預金の一部にマイナス金利が適用されていたとの報道を受け、前日は円全面安に。
また、米10年債利回りの上昇でドル買いが強まり、ドル・円は一時134円60銭台まで上値を伸ばした。
本日アジア市場はその流れを受け継ぎ、円売りが主要通貨を支えている。
ドル・円は過熱感から調整のドル売りが優勢となり、一時133円台に沈んだが、押し目買いにより134円台を回復するなど下げづらい値動きとなった。


この後の海外市場は引き続きドル買いに振れやすい。
今晩発表の米小売売上高は前回から伸びが鈍化し、前月比+0.1%にとどまる見通し。
ただ、前日発表された米小売り大手の好業績が意識されやすく、消費の鈍化が避けられれば回復を期待したドル買いに振れやすい。
一方、7月26-27日のFOMCでは利上げ幅を0.75%に決定。
その議事要旨は全般的にタカ派的なトーンが見込まれ、1.00%への拡大に思惑が広がればドル高要因となろう。


【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・4-6月期GDP改定値(前年比予想:+4.0%、速報値:+4.0%)
・21:30 米・7月小売売上高(前月比予想:+0.1%、6月:+1.0%)
・23:00 米・6月企業在庫(前月比予想:+1.4%、5月:+1.4%)
・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月26-27日開催分)


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