注目銘柄ダイジェスト(前場):菱洋エレク、ACCESS、ラクーンHDなど

Fisco

発行済 2022年09月01日 11:56

ACCESS (TYO:4813):730円(-83円)
大幅続落。
前日に上半期決算を発表、営業損益は20.2億円の赤字となり、従来予想の16.1億円を上回る赤字幅となっている。
第1四半期は前年同期比3.2億円の損益改善となっていたが、一転して5-7月期は同5.2億円の損益悪化、前四半期でも6.3億円の損益悪化に。
体制強化に伴う人件費やソフトウェアの減価償却費などが増加したほか、為替変動の影響により、主にネットワーク事業の損益が悪化したようだ。



ラクーンHD (TYO:3031):1262円(-135円)
大幅反落。
前日に第1四半期決算を発表、経常利益は3.1億円で前年同期比21.4%増益に。
経済活動の正常化に伴い、EC事業、フィナンシャル事業ともに2ケタの売上成長となっている。
ただ、経常利益は前四半期比較で横ばいとなっているほか、据え置きの通期計画13億円に対する進捗率も24%にとどまっており、決算サプライズは限定的。
業績上振れ期待の後退など出尽くし感が優勢となる形のようだ。



日ゼオン (TYO:4205):1391円(+48円)
大幅続伸。
SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1460円から1800円に引き上げている。
リチウムイオン電池用バインダーについて、正極用でのシェア上昇により成長確度が高まったと判断。
また、ラテックスに関する過度な期待がすでに後退したとみられること、海上運賃のピークアウトが業績の下支えになるとみられることなども評価引き上げの背景としている。



カドカワ (TYO:9468):3220円(+180円)
大幅続伸。
連結子会社のフロム・ソフトウェアが、テンセントの子会社、並びにソニーグループの子会社を割当先とする第三者割当増資を実施すると発表している。
同子会社はグループのゲーム事業を手掛けている企業。
今回の増資によって約364億円の資金を調達、ゲームIPの企画・開発強化、世界市場における自社パブリッシングの範囲拡大に向けた体制構築につなげていく。
両社との連携による同事業の業容拡大期待が先行へ。



菱洋エレク (TYO:8068):2575円(+296円)
大幅反発。
前日に上半期決算を発表、営業利益は25.1億円で前年同期比2.6倍となり、通期予想は従来の23億円から36億円、前期比59.4%増に上方修正している。
大幅に伸長した上期の着地や足元の事業動向、当初織り込んでいなかった為替変動の影響などを踏まえたとしている。
第1四半期の状況から上振れは想定線といえ、修正幅は想定以上と捉えられている。
また、年間配当金も従来計画の100円から110円に引き上げ。



ジーニー (TYO:6562):1179円(+51円)
大幅に3日続伸。
国産デジタル屋外広告プラットフォーム「GENIEE DOOH」が広告のメディアプランニングや制作などを手掛けるピー・プランニング(東京都港区)と新たに連携を開始すると発表している。
東京都内の複数の交差点の大型ビジョン「秋葉原 ラジ館ビジョン」「池袋 MEDビジョン」「上野 HAZ AMEYOKO」「武蔵境 QuOluaビジョン」でのDOOH広告枠買い付けが可能になる。



スマレジ (TYO:4431):1149円(+24円)
大幅に反発。
タブレットを利用したクラウドPOSレジ「スマレジ」で取引された累積取扱高が8月に5兆円を突破したと発表している。
業種・業態・規模を問わず、幅広い顧客に利用されており、直近では全国に40店舗を擁する有隣堂(横浜市)など複数店舗を展開する大手企業での導入が累積取扱高の伸長を牽引した。
感染症予防の観点から店舗の非対面・非接触での接客ニーズも増しているという。



トリプルアイズ (TYO:5026):1414円(+36円)
大幅に3日続伸。
アクリート (TYO:4395)と業務提携契約を締結したと発表している。
顔認証と携帯電話番号認証にメッセージ機能と決済機能を組み合わせ、オフィスワーカー向けに健康への行動変容を促すプラットフォームの構築を目指す。
また、スポーツジムやイベント会場、スポーツ観戦時のチェックイン履歴や本人確認で、連絡手段が一体化された認証の仕組みが提供可能になるとしている。
アクリートも大幅に反発している。
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