欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、欧州通貨売りでドルと円の選好地合いに

Fisco

発行済 2022年09月26日 17:25

26日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
ユーロとポンドが売られやすいなか、リスク回避的な円買いが先行の見通し。
一方、ドルはリスクオフのムードで安全通貨として選好され、ドル・円は下げづらい値動きとなりそうだ。


前週末の取引で世界同時株安の警戒感が広がるなか、ドル買い基調に振れた。
ユーロ・ドルは0.96ドル台に、ポンド・ドルは1.08ドル台とそれぞれ歴史的な安値水準に。
一方、ドル・円は143円台に値を上げたが政府・与党による為替介入の効果で一段の上昇を回避。
週明けアジア市場はイタリア総選挙で右派連合の勝利を見込んだユーロ売りが強まり、ポンドも連れ安。
安全通貨のドルと円が買われ、ドル・円は小じっかりとなった。


この後の海外市場は欧州通貨の動向が注視される。
イタリアの選挙結果を受け、ユーロ・ドルの売り再開が警戒される。
また、英国政府の財政政策が不安視され、ポンド・ドルの仕掛け的な売りが懸念される。
いずれもリスク回避の円買いを強めると同時に、ドルへの安全通貨買いを誘発しそうだ。
一方、ドル・円は日米金利差が意識され上昇基調は続くとみられる。
ただ、政府・日銀は前週にドル売り・円買い介入に踏み切り、過度な円安を抑制しよう。


【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・9月IFO企業景況感指数(予想:86.0、8月:88.5)
・18:00 OECD経済見通し中間報告
・21:30 米・8月シカゴ連銀全米活動指数(7月:0.27)
・23:00 コリンズ米ボストン連銀総裁講演
・23:30 米・9月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-8.0、8月:-12.9)
・01:00 ボスティック米アトランタ連銀オンライン討論会参加(所得などの不均衡)
・02:00 米財務省・2年債入札
・05:00 メスター米クリーブランド連銀総裁討論会参加(経済見通し)


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存