N債券:米長期債相場は弱含み、インフレ持続やFRB副議長の発言などを意識

Fisco

発行済 2022年10月01日 06:19

更新済 2022年10月01日 06:30

9月30日の米国長期債相場は弱含み。
この日発表された8月米PCEコア価格指数が予想を上回る伸びとなったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長はニューヨークで開催された会議で「高インフレを抑制するため、当面は高水準の金利を維持する必要があり、時期尚早な利下げを行わないように注意しなければならない」と述べたことが材料視された。
米国株式は下落したが、安全逃避的な債券買いは一部にとどまった。
なお、米議会下院は30日、12月16日までの連邦政府資金を手当てするつなぎ予算を可決している。
バイデン大統領の署名を経て成立する。


CMEのFedWatchによると、30日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は52%程度。
2023年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.50-4.75%となる確率は44%程度。
10年債利回りはロンドン市場で3.678%近辺まで低下したが、ニューヨーク市場の終盤にかけて3.839%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて3.829%近辺で推移。


イールドカーブは、ややフラットニング。
2年−10年は-44.40bp近辺、2−30年は-49.70bp近辺で引けた。
2年債利回りは4.28%(前日比:+9bp)、10年債利回りは3.83%(前日比+5bp)、30年債利回りは、3.78%(前日比:+6bp)で取引を終えた。


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