個人投資家・有限亭玉介:半導体への物色増ならば専門商社株にも注目すべし【FISCOソーシャルレポーター】

Fisco

発行済 2022年11月12日 10:00

更新済 2022年11月12日 10:15

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


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※2022年11月7日11時に執筆

秋から冬へと季節は移ろいでおります。
そろそろコタツとミカンの準備を始めましょうかねぇ。
今年、乱高下した相場で懐が寒くなってしまった投資家もいるかもしれませんが、それでも希望の火を見据えていく事こそが、投資家の矜持ではないでしょうか。


改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。


半導体ブームがふつふつと沸いているようです。
ハイテク銘柄は米国の長期金利と相関関係がありましたので、長期金利がついにピークアウトするか投資家の注目が高まっております。


11月3日明け方(日本時間)に開かれたFOMCで、パウエル議長は0.75%幅の政策金利の利上げを発表しました。
市場は織り込み済みでしたが、結果としてNYダウは505ドル、ナスダックは366ドルの下落(どちらも終値)となり、日経平均は祝日を挟んで4日に下落しています。
この結果を受けて今後のハイテク株の動向をより注視したいですな。


パワー半導体のような先端技術は、新技術の開発や量産化成功のニュースで急騰する事も珍しくありません。
足元では原材料高や米利上げなどのネガティブな材料が目立ちますが、円安を味方につけて底値から上放れしてきた印象もあります。


また、半導体ブームになっても製造業であれば原材料の高騰などが利益を圧迫しますが、商社であれば気にする必要はありません。
FRBは既に4回連続で0.75%幅もの急ピッチで政策金利を上げており、そろそろ利上げペースを緩めていくとの方向で投資家は予想しているようです。
そうなれば、ハイテク株にとっては最高の環境になりますねぇ。


大手商社である兼松 (TYO:8020)は、電子部品や鉄鋼、半導体などを扱っており監視を強めております。
11月4日の決算発表では業績も好調で、エネルギーを中心にほぼ全ての事業で増収になった模様。
PER・PBRも割安水準で、チャート(日足)も底堅い推移です。


独立系の電子部品商社の加賀電子 (TYO:8154)は、直近の株価は年初来高値を更新しております。
23年3月期の通期予想を減益予想から増益へ上方修正した事も好感されているようです。
アフターコロナで電子部品・半導体業界は下火になっていくといった予想は、良い意味で裏切られる可能性がありますねぇ。


ルネサス製品をメインとする半導体商社の新光商事 (TYO:8141)は、10月31日の決算と併せて年間配当を42円から58円へ増配も発表しました。
決算発表後、チャート(日足)は動意すると一気に年初来高値を更新しております。


10月14日の決算発表が好調だった佐鳥電機 (TYO:7420)は、円安や半導体の調達が業績寄与した模様です。
25日線を下値にじわじわと上昇トレンドを築いており、これからEVや先端デバイスの進化で高性能な半導体への需要も拡大するか…。


三菱系商社で半導体デバイスの供給等を手掛ける立花エレテック (TYO:8159)は、25日・75日線上で堅調に推移しております。
11月10日の決算後で値動きが変化するか監視を強めていきたいですねぇ。
高値圏でもPER・PBRともに割安水準となっています。


最後は独立系半導体商社の丸文 (TYO:7537)です。
10月28日に23年3月期の経常を上方修正すると好感されました。
同月31日の決算発表では経常が前年同期比で減益となるも、営業利益は2倍以上に拡大しております。
決算後も高値圏を維持しており、年初来高値を更新した後は昨年の最高値である959円を目指すか…。


さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。
お暇があれば覗いてみてやってください。
愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。


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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

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