以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:「hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。
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※2023年1月13日15時に執筆
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13日金曜日の日経平均は-60円ほどの水準で始まり、その後下落幅を広げて行く展開となりました。
日米の金利差縮小から円高傾向となったことで、輸出企業を中心に売り込まれていく展開となりました。
輸出企業の代表格のトヨタ自動車 (TYO:7203)はこのところ、リバウンド基調となっていましたが、13日は2%超の下落となっています。
円安恩恵銘柄と呼ばれる、マツダ (TYO:7261)、SUBARU (TYO:7270)、日産自動車 (TYO:7201)、キヤノン (TYO:7751)、任天堂 (TYO:7974)、竹内製作所 (TYO:6432)、ブラザー工業 (TYO:6448)、ファナック (TYO:6954)、ホンダ (TYO:7267)など、円安メリット、つまり、円高はデメリットになる銘柄群ということになりますがこれらは円高で一様に売り込まれています。
そして銀行株が前日に引き続き大幅高となっています。
京都銀行 (TYO:8369)、いよぎんHD (TYO:5830)、福井銀 (TYO:8362)、プロクレアHD (TYO:7384)、北國FHD (TYO:7381)、西日本FH (TYO:7189)、などがそれぞれ6%以上の上昇となりました。
来週行われる日銀金融政策決定会合を前に、一段の金利上昇要因となるような話が出るのでは?という期待感が続いているようです。
日本の10年もの国債利回りが0.5%を超える水準まで買われてきています。
日本の長期金利は金融緩和スタンスでずっと、超低金利が続いてきました。
チャートでみてみると、昨年は1年、0.25%でおさえこまれてきていました。
前回12月の日銀金融政策決定会合で長期金利の変動上限を±0.5%とするということで、早速0.5%まで伸びてきて、本日はそれを超えるような動きになってきています。
0.5%を超えて行き過ぎた状態になっていますが、市場からの金利上昇への催促みたいな状態になってきています。
これを受けて、次回の日銀会合で現状を踏まえてさらなる金利上昇も?という見方になってきているようです。
メガバンクなどの上昇が続くのか、ということに対しては、どこかのタイミングでピークアウトして一旦は下がる場面は迎えると思っています。
日足ベースで見てもあまりにも上昇が速すぎますね。
ただ、4月の日銀総裁交代で、これまでの金融緩和路線からの脱却を目指すスタンスの人が次の総裁になるのでは?という期待が残るうちは、銀行株については強気で見ていてもいいのかな、とも思います。
強いのか弱いのかどっちなの?という話ではありますが、金利が上昇していくのでは、という期待値がある間は銀行株は強めかなという見方をしています。
注目銘柄は千葉興業銀行 (TYO:8337)です。
地方銀行株ではいつも千葉興銀がクローズアップされていますね。
もともと千葉銀に吸収合併される話がありました。
日銀が物価見通しを引き上げるとの観測記事を材料に、三菱UFJ銀行 (TYO:8306)、みずほフィナンシャルグループ (TYO:8411)、三井住友銀行 (TYO:8316)のメガバンク3行の株価が大幅高になりましたが、私は12月より千葉興業銀行に注目しています。
日銀総裁の交替から政策次第で大きく育つ可能性がありますがどこで売買するかは目先、中期、長期の視点で違いますので、ご自身の取り組み方に合わせてくださいね。
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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ
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