18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日銀会合の結果待ち、買い一巡後は改めてショートポジションを構築する動きも意識
■ティムコ、22/11上方修正 営業利益 1.13億円←0.88億円
■前場の注目材料:トヨタ、23年の世界生産最大1060万台、1割程度下振れリスク
■日銀会合の結果待ち、買い一巡後は改めてショートポジションを構築する動きも意識
18日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなり、結果を受けた荒い値動きが意識されそうだ。
17日の米国市場はNYダウが391ドル安だった一方で、ナスダックは15ポイント高と小幅な上昇ながら、7営業日続伸だった。
ゴールドマンサックスの低調な決算内容も重しとなり、NYダウは終日軟調に推移。
金利先高観の後退でハイテクの買戻しが続き、エヌビディアは4%超の上昇となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の26250円。
円相場は1ドル128円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行から始まることになりそうだ。
昨日は日銀の金融政策決定会合の結果を前に、金融政策を修正すると見込んだポジションを解消する動きが目立っていた。
米国ではゴールドマンの下落がNYダウの重荷となる一方で、ハイテク株の一角が買われているなか、朝方は前日のリバランスの動きが継続する格好になりそうだ。
もっとも、買い一巡後は日銀会合の結果待ちとなるため、積極的な売買は手控えられそうである。
日銀会合では先月の波乱展開を受けて、追加的な金融緩和策の修正に動く可能性は低いとみられており、予想通りの内容であれば指数インパクトの大きい値がさ株などが買われ、日経平均をけん引する可能性はあるだろう。
とはいえ、昨日の段階で持ち高調整の動きは一巡しており、買い一巡後は改めてショートポジションを構築する動きも意識されるため、乱高下の展開には注意が必要だろう。
日経225先物はナイトセッションで5日線を突破してきており、25日線が位置する26500円辺りが意識されてくる可能性はある。
そのため、まずは26000円水準での底堅さを見極めたいところであろう。
日経平均はボリンジャーバンドの-1σを支持線とした調整トレンドを見せているため、レンジとしては25890円から25日線の26656円辺りとなる。
日銀の結果発表直後に投機筋の商いが集中する荒い値動きとなろうが、オーバーシュート気味の動きに対しては、その後のリバランスを狙った動きに向かわせよう。
■ティムコ、22/11上方修正 営業利益 1.13億円←0.88億円
ティムコ (TYO:7501)は2022年11月期業績予想の修正を発表。
売上高は32.47億円から32.90億円、営業利益を0.88億円から1.13億円に上方修正した。
11月の販売が予想よりも上振れしたほか、アウトドア事業において通期の販売が好調に推移し返品率が改善。
期末に売上高から控除される返品額の見積りが予想を下回った。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26138.68、+316.36)
・ナスダック総合指数は上昇(11095.11、+15.96)
・シカゴ日経先物は上昇(26250、大阪比+110)
・SOX指数は上昇(2807.48、+6.82)
・VIX指数は低下(19.36、-0.13)
・米原油先物は上昇(80.18、+0.32)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・三井E&S (TYO:7003)舶用エンジン設備投資300億円、次世代燃料対応を加速
・クボタ (TYO:6326)中国リスク回避、インド製部品15%に引き上げ
・日産自 (TYO:7201)ルノーとの協議佳境、月内にも合意目指す
・伊藤忠 (TYO:8001)米レイヴェン製SAF供給、ANA・JALと合意
・豊田通商 (TYO:8015)社長・貸谷伊知郎氏、自給自足の供給網構築
・NEC (TYO:6701)米でローカル5G活用、交通状況の把握実証
・帝人 (TYO:3401)帝人など5者、医療材料物流を効率化、共同倉庫使いモデル構築
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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