*11:46JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ADWAYS、JVCKW、ユニネクなど
ADWAYS (TYO:2489):644円(-52円)
大幅安。
2日に第1四半期決算を発表、営業利益は5.4億円で前年同期比17.6%減となり、通期増益予想に対して、低調なスタートと受けとめられる形にもなっているようだ。
22年12月期決算後に株価は急伸しており、期待値は高まっていたとみられる。
国内外でのエージェンシー事業が伸び悩む形に。
また、中期計画を発表し、25年12月期営業利益30億円を目指すとしているが、買い材料にはつながっていない。
資生堂 (TYO:4911):6548円(-352円)
大幅続落。
3日の米国株式市場で化粧品大手のエスティローダーが大幅安となっており、同社やコーセー (TYO:4922)など国内化粧品関連銘柄にも売りが波及する展開となっているようだ。
エスティローダーでは23年6月期売上高は約10-12%減を見込むとし、従来ガイダンスの5-7%減から下方修正、ここ半年で3度目の下方修正となる。
中国での旅行回復が鈍いことが主因のようだ。
同日には一時22%の下落となった。
山崎パン (TYO:2212):1969円(+74円)
大幅反発。
SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1700円から2300円に引き上げている。
菓子パンを中心に売上高が想定以上に好調に推移するとみられること、値ごろ感ある製品を不断にブラッシュアップしてきた施策が奏功していること、経営がようやく収益性を意識し始めたことなどを評価。
23年12月期営業利益は318億円を予想、会社計画270億円を上回るとみている。
JVCKW (TYO:6632):521円(+56円)
大幅反発。
野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も440円から700円にまで引き上げている。
防災やBCP対策の重要性が高まる中で無線システムの需要が想定以上に拡大、セーフティ&セキュリティ分野を中心に事業利益予想を上方修正しているもよう。
24年3月期調整後営業利益は会社計画148億円を上回る154億円を予想。
中計で示したメリハリのある事業戦略も前向きに評価としている。
JT (TYO:2914):2994.5円(+60.5円)
大幅反発。
2日に第1四半期決算を発表、為替一定ベースの調整後営業利益は2047億円で前年同期比5.1%増、同営業利益の通期予想は7280億円で同横ばいであり、想定以上の好スタートと評価の動きが先行。
国内シェアの伸長や免税店売上の回復、プライシング効果なども想定以上に表面化しているようだ。
業績の上振れ、並びに増配の可能性などが意識される状況ともなっている。
日本電解 (TYO:5759):1638円(-17円)
大幅に反落。
23年3月期の営業損益予想を従来の10.00億円の赤字から16.00億円の赤字(前期実績10.04億円の黒字)に下方修正している。
車載用電池や回路基板分野での銅箔需要の回復の遅れが響いたため。
また、電力単価上昇に対する価格反映の一部不調、米国新工場の検討過程で発生したコンサルタント報酬などが新たに費用として認識するべきと判断されたことも損失を拡大させる見込みとなった。
GNI (TYO:2160):1028円(+12円)
大幅高。
持分法適用会社で米ナスダック市場に上場するCatalyst Biosciences, Inc.(CBIO社)が上場継続に関わる文書を米証券取引監視委員会(SEC)に提出したと発表している。
CBIO社が予定する経営統合取引と株式併合の完了で、統合会社は新規上場要件を満たし、上場廃止を停止する根拠を提供できると考えているという。
CBIO社は上場継続のための最低入札価格要件を満たしていないとの通知を上場審査部門から受けていた。
ユニネク (TYO:3566):638円(+50円)
年初来高値。
4月の売上高が前年同月比17.2%増の6.97億円だったと発表している。
前月は26.8%増の6.77億円だった。
上旬にかけて気温が高い日が続いたことから、春夏物の作業服やポロシャツなどの販売が伸長した。
また、2月から配布しているDMカタログの効果や人流の戻りの後押しもあり、飲食店向けのエプロンやシャツの販売増も売上拡大を牽引したとしている。
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