欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も米3連休前の調整売り

Fisco

発行済 2023年05月26日 17:25

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も米3連休前の調整売り 26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。
米コアPCE価格指数が堅調なら、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測のドル買いが続く。
ただ、米3連休前で調整や利益確定の売りが出やすく、上値は重いだろう。


前日発表された米1-3月期国内総生産(GDP)改定値は速報値から上方修正され、特にインフレ関連指標の強い内容が金融引き締め長期化を後押しする材料に。
また、雇用情勢も良好でドル買い基調に振れ、ユーロ・ドルは1.07ドル付近まで軟化、ドル・円は一時140円20銭台に浮上した。
本日アジア市場で早朝に利益確定売りが強まり、やや失速。
前日売り込まれた欧州通貨を中心に買い戻され、ドルを下押しした。


この後の海外市場はドル買い基調を見極める展開。
今晩発表の個人消費支出でインフレ高止まりが示されれば、FRBのタカ派姿勢を正当化しよう。
ユーロ圏の減速懸念もドルを支える見通し。
ただ、インフレ高止まりが景気を悪化させるとの懸念は根強く、長期金利の伸び悩みによりドルは失速の可能性も。
一方、債務上限問題で来週の債務不履行が警戒され、NY市場の明日からの3連休を前にドルへの調整売りが見込まれる。


【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・4月個人所得(前月比予想:+0.4%、3月:+0.3%)
・21:30 米・4月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、3月:0.0%)
・21:30 米・4月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.6%、3月:+4.6%)
・21:30 米・4月耐久財受注速報値(前月比予想:-1.0%、3月:+3.2%)
・21:30 米・4月卸売在庫速報値(前月比予想:0.0%、3月:0.0%)
・23:00 米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:58.0、速報値:57.7)
・休場:香港(釈迦生誕節)


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存