*12:06JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):日野自、ADワークスグループ、トラースOPなど
自重堂 (TYO:3597):9110円 カ -
ストップ高買い気配。
23年6月期の配当予想の修正を前日に発表している。
従来は期末一括配当300円を計画していたが、500円に引き上げるとしている。
前期比でも200円の増配となる。
東証より提示のあった「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等に関するお願いについて」を考慮の上で、総合的に判断したもよう。
前日終値をベースにした配当利回りは6.6%の水準となる。
ADワークスグループ (TYO:2982):203円(+20円)
大幅反発。
上半期の業績フォーキャストを発表している。
経常利益は12億円としており、前年同期比90.5%増の水準としている。
公表している23年12月期計画は18.7億円であり、進捗率は64.2%の水準に達する。
フォーキャストは確度が高い情報に基づくものとされており、コンセンサスの切り上がりが期待される格好に。
また、セキュリティ・トークン専門の証券会社を持つ金融持ち株会社への出資も発表している。
モバファク (TYO:3912):913円(+79円)
大幅反発。
Suishowを株式取得、株式交換によって完全子会社化すると発表している。
株式取得、株式交換ともに6月に実施のもよう。
株式取得価額は8億円超の水準となるようだ。
Suishowは位置情報を共有できるSNS「NauNau」を運営するほか、あらゆるNFTが使えるメタバースプラットフォーム「Zoa.space」などのサービスを開発している。
短期的な業績寄与は限定的とみられるが、中長期の成長に寄与するとして好感する動きが優勢。
四国電力 (TYO:9507):965円(+15円)
大幅反発。
未定としていた24年3月期の業績ガイダンスを発表している。
経常利益は380億円で前期225億円の赤字から黒字転換見通し、市場予想に近い数値となっている。
料金改定効果や需給関連費用の減少などが増益要因になるとみている。
一方、年間配当金は30円を計画しており、こちらは市場の期待値を上回る形のようだ。
今後は50円を目指すべき目標ともしている。
日野自 (TYO:7205):620円(+67円)
急伸。
三菱ふそうとの経営統合を前日に発表している。
統合比率は未定であり、24年12月末までの経営統合を目指すとされている。
統合会社はトヨタとダイムラートラックが同割合で保有するもよう。
また、それぞれの親会社含めた4社で、CASE技術開発の加速を目指すことも発表している。
トラック事業の強化につながっていくとの期待感が先行する形になっているとみられる。
リプロセル (TYO:4978):274円(+5円)
大幅に反発。
神奈川県から交付決定通知を受けていた新型コロナウイルス感染症緊急包括支援補助金(医療分)の交付確定額が9908万1000円になったと発表している。
24年3月期第1四半期決算で営業外収益として計上するが、通期予想への影響はないとしている。
リプロセル株は23日に年初来高値(329円)を付けた後、一時約20%も急落していたため、自律反発に期待した買いも入っているようだ。
トラースOP (TYO:6696):508円(+80円)
ストップ高。
自社と不動産再生事業のLOOPLACE(東京都千代田区)が開発した日本市場向けのAIによる電力削減ソリューション「AIrux8」の共同実証実験を実施し、LOOPLACE本社の空調設備で電力使用量が大幅に削減できたと発表している。
外気温推移及びオフィス内人感センサーデータが近似値である日を選択して比較した場合、適温を維持しながら27.3%の削減を達成したという。
エクサウィザーズ (TYO:4259):490円(+28円)
大幅に反発。
日鉄ソリューションズ (TYO:2327)と業務提携に関する基本合意書を締結したと発表している。
AI/DXソフトウェアを内製・運営可能な開発環境「exaBase Studio」を中心とした営業連携で、両社の提供サービスを補完する。
また、日鉄ソリューションズによるエクサウィザーズプロダクトの販売代理、エクサウィザーズのAIプラットフォーム事業を通じた日鉄ソリューションズの顧客へのDX推進のコンサルティングなどを行う。
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