豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に

Fisco

発行済 2023年12月09日 14:27

*14:27JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に ■下落、インフレ緩和で豪ドル売り強まる

今週の豪ドル・円は下落。
豪準備銀行(中央銀行)は12月5日開催の理事会で政策金利の据え置きを決定したが、インフレが緩やかになっているとの見方を示したことで、追加利上げ観測は後退し、豪ドル売り・円買いが優勢となった。
日本銀行の早期政策修正観測が台頭したことも豪ドル・円相場を圧迫した。
取引レンジ:93円73銭-97円97銭。


■弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に

来週の豪ドル・円は弱含みか。
豪準備銀行(中央銀行)はインフレ圧力に関して、「10月消費者物価はインフレ緩和を示唆」と指摘しており、追加利上げ観測の後退で豪ドルは買いづらい。
ブロック総裁の講演や11月雇用統計が注目される。


○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・12日:ブロック豪準備銀行総裁講演
・14日:11月雇用統計(10月:失業率3.7%、雇用者数増減+5.5万人)

予想レンジ:93円50銭-96円50銭


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