個人投資家hina:「ダイハツ検査不正報道から私が買った関連銘柄」【FISCOソーシャルレポーター】

Fisco

発行済 2023年12月21日 17:00

更新済 2023年12月21日 17:15

*17:00JST 個人投資家hina:「ダイハツ検査不正報道から私が買った関連銘柄」【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:「hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


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※2023年12月20日15時に執筆

『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。
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Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。
CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。
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20日の日経平均は+500円超の上昇となっています。
昨日、日銀の金融政策決定会合の結果として、金融政策の現状維持が発表されました。
昨日の場中にも発表前から見て400円ほど上昇していったのですが、昨日引け後夕方の時間帯にも日経先物が+500円に近づくほど上昇する場面がありました。
これは先日の日銀総裁発言でチャレンジングという言葉があったことで、金利上昇方向に何らかのアクションが起きるのでは?として日本株売りに傾けていた人達が、何も起きなかったことでヘッジで売っていた先物の買い戻しに動いたということのようです。


本日朝の時点では、NYダウは+251ドルと大幅上昇になったにもかかわらず、先物は米国の時間帯では+190円ほどまで上昇幅を縮めていたことからも、昨夕に起きた日経先物の大幅な上昇が先物ヘッジ売りの急速な買い戻しであったのだろうというのは間違いなさそうです。
本日の日経平均の寄り付きは+248円の33467円からの始まりとなりました。
寄った後も買い進まれていき、一時+605円の33824円までつけていく場面がありました。
11月20日に付けた直近のザラ場高値は33853円でしたのであわやバブル崩壊後高値を更新か?というところまではいきましたが、それ以上には買いは続かず、以降は33800円から33700円ぐらいまでのもみ合いが続きました。


昨日の日銀の金融政策決定会合の結果発表前には日経平均は32800円程度で推移していましたので、日銀の結果発表からは1000円以上の上昇になりました。
やはり、日銀総裁のチャレンジング発言以降日本株が弱かったけど、それは金利の上昇懸念で売らされた人がいたのでしょう。
そして金融政策は現状維持となったことで、この頃米株が高くても日本株は弱かった流れを作っていた懸念が払しょくされて、上がらなかった日本株がやっと上方向に動いてきたということかもしれません。
この流れなら、年内の34000円乗せにも期待がかかるところですが、このあたりは期待してもその通りになるかはわかりませんので、あまり強めの話をするのはやめておこうかなと思います。


個別ではダイハツデイ (TYO:6023)の検査不正の報道が気になりました。
「ダイハツ、現行車のほぼすべてで不正 国内外の全車種を出荷停止へ」「ダイハツ、国内外の全車種出荷停止へ 不正データで認証取得」という見出しで前場にニュースが流れました。
同社は検査データの不正を全車種で行っていたことが明らかになり、全車種の出荷を停止することになりました。
これで親会社のトヨタ (TYO:7203)も売られて行く場面はありました。


ダイハツは軽自動車の代表的メーカーです。
同社が全車種を出荷停止にしたということで、同じく軽自動車を作っている、スズキ (TYO:7269)にニーズが行くという見方があったのでしょう。
スズキは買われていき、+3%超の上昇となっています。
(私も買いました)クルマの検査不正で思い出されるのは、日野自動車 (TYO:7205)の件です。
同社は国内のトラックの代表的な企業ですが、昨年3月にエンジン認証に関する不正が明らかになり、全車種の出荷を停止したということがありました。
トラックの代表的銘柄としては、いすゞ自動車 (TYO:7202)があります。
トラックというのはほかの車種では代替の効かない乗り物ですから、日野自動車 (TYO:7205)のトラックが出荷できないとなると、ニーズが行くだろうとして、いすゞ株はその後堅調な動きとなっていきました。


今回のダイハツの検査不正で軽自動車のニーズはスズキ (TYO:7269)に流れる分はありそうですが、軽自動車の場合は普通自動車の小さめの車種も選択肢にはなると思いますので、日野自動車 (TYO:7205)のトラックが流通できなくなった時ほどのニーズがスズキ (TYO:7269)に行くというわけではないかもしれません。
ただ、スズキ (TYO:7269)はインド市場にも入り込んでいて、インドは経済も好調が続いていますので、そちらのほうで買いたいと思っていた人たちが、今回のダイハツ問題を機に買ってみようという機運を高めるかもしれないな、とは思いました。
一方、ダイハツの軽自動車の新車が流通しなくなれば、その分新車が手に入りにくくなるので、中古車市場にニーズは行きそうではあります。


中古車の銘柄としては、ユーエスエス (TYO:4732)、ネクステージ (TYO:3186)、IDOM (TYO:7599)、アップル (TYO:2788)、などがあります。
本日、それらの銘柄はそれぞれ少しずつ上昇となっていましたが、市場全体が高い日なので、ダイハツからの連想があったのかは不明です。

スズキ (TYO:7269)の値動き、中古車関連銘柄の値動きを明日からも注視していきたいところです。

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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ

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