米国株見通し:下げ渋りか、製造業の景況感を注視

Fisco

発行済 2024年01月18日 13:50

更新済 2024年01月18日 14:01

*13:50JST 米国株見通し:下げ渋りか、製造業の景況感を注視 (13時30分現在)

S&P500先物      4,765.50(-5.75)
ナスダック100先物  16,852.00(-17.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は40ドル安。
長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


17日の主要3指数は軟調。
売り一巡後は下げ渋ったが、ダウは94ドル安の37266ドルと3日連続で値を下げた。
この日発表された小売売上高は予想外に強く、早期利下げ期待の後退で長期金利は上昇し幅広い売りが先行した。
ハイテク関連への売りが強まり、テスラやアマゾンなど主力銘柄が下げを主導した。
ただ、今週のNY連銀製造業景気指数の悪化を受けた減速懸念は一服し、終盤の買戻しで指数の大幅安は回避された。



本日は下げ渋りか。
力強い消費が示され、利下げ時期の後ずれを見込んだ売りが出やすい。
金利高継続ならハイテク関連への売りが先行。
本格化する決算発表で金融は市場観測を下回る内容が目立ち、下げを主導する可能性も。
ただ、今晩のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は改善が見込まれるものの、マイナスの見通し。
先行指標とみられるNY連銀指数と同様に大幅悪化なら、再び早期利下げへの期待による買戻しが相場を支える。



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