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午後3時のドルは小幅高147円後半、底堅さ維持 米指標など控え様子見姿勢も

発行済 2024-01-25 15:20
更新済 2024-01-25 15:28
© Reuters.  1月25日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(147.50/51円)から小幅にドル高/円安の147円後半で推移している。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影
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Mariko Sakaguchi

[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(147.50/51円)から小幅にドル高/円安の147円後半で推移している。実需の買いなどに支えられ、底堅さを維持した。今晩発表される米経済指標や欧州中央銀行(ECB)理事会の内容を見極めたいとして、様子見姿勢も強かった。

ドルは、五・十日に伴い仲値にかけては国内輸入企業の買いが通常よりも多く入ったとみられじりじりと上昇。買い一巡後も、147円台後半で底堅く推移した。

今晩発表される昨年第4・四半期の米国内総生産(GDP)速報値に市場の関心が集まっている。底堅い内容の指標を背景に米経済はソフトランディングの可能性が高まっており、GDPが予想を上振れる結果となれば米金利上昇・ドル買いの反応となりやすい。市場では「(ドルは)148円台に上昇するかもしれないが、同時に戻り売りも出そうだ」(国内金融機関アナリスト)との声が出ている。

年初はドル高/円安に向かったものの、足元では機関投資家によるドル買いが一巡したとみられることや日銀の政策修正観測の高まりを背景に「ドルは150円を目指すような動きにはなりにくい」と、りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、田中春菜氏は指摘する。 来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)が無風通過したとしても「緩やかにドル安/円高が進んでいくのではないか」とみている。

一方、「145円付近ではドルの下値は固そうだ」と、ステート・ストリート銀行の東京支店長、若林徳広氏はみる。米国の利下げ開始時期や利下げ幅、回数に対する市場の見方に修正が入っていると同時に、日銀の政策修正時期を巡る思惑も重なり、「ドル/円は思っていたほどの下げにはならないのではないか」という。

ユーロは1.08ドル後半でもみ合い。ECB理事会ではラガルド総裁会見に注目が集まる。市場で利下げ開始時期を巡る思惑が交錯すれば、ユーロは上下に振れる可能性がある。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

© Reuters.  1月25日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(147.50/51円)から小幅にドル高/円安の147円後半で推移している。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

午後3時現在 147.79/147.81 1.0876/1.0880 160.78/160.79

午前9時現在 147.58/147.61 1.0879/1.0883 160.59/160.64

NY午後5時 147.49/147.52 1.0883/1.0887 160.55/160.59

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