NY外為市場=ドルまちまち、FOMC前に狭いレンジ取引

Reuters

発行済 2024年01月31日 06:13

更新済 2024年01月31日 07:10

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルは対ユーロで値を下げ、対円では値を上げるなど、まちまちの展開となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を31日に控え、強い方向性を見出すには至らなかった。

市場では、米連邦準備理事会(FRB)が金利を据え置くとみられており、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が3月に利下げを実施する可能性を巡りどのような発言を行うかに注目が集まっている。

CMEグループのフェドウオッチによると、3月利下げの可能性は42%に低下している。1カ月前には約89%だった。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は、「FRBは、金利がインフレ低下に向けて十分に抑制的であることに12月時点よりも自信を持っているのかもしれない」と語った。ただ、FRBは「市場が期待するほど利下げを急いでいない」ことを示す可能性もあるとした。

ドル指数は0.07%安の103.39。

ユーロ/ドルは0.13%高の1.08460ドルとなった。

英ポンドは、0.11%下落の1.26925ドル。週内にイングランド銀行(英中央銀行、BOE)の政策決定を控えている。

ドル/円は0.09%上昇し、147.62円となった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.91%上昇し4万3555ドルだった。

ドル/円 NY終値 147.60/147.61

始値 147.37

高値 147.92

安値 147.11

ユーロ/ドル NY終値 1.0840/1.0844