BRICS、外貨準備基金活用で合意必要=ロシア中銀総裁

Reuters

発行済 2024年01月31日 10:12

[モスクワ 30日 ロイター] - ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は30日、新興5カ国(BRICS)の外貨準備積立基金について、国際収支悪化の際に資金を融通し合う仕組みで合意をまとめたいと表明した。

ロシアの経常黒字は2023年に約80%減の502億ドルと、大幅に縮小。輸出収入が減少し、外貨準備の約半分が西側諸国で凍結されるなどして利用できなくなったことが要因。

BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成しており、今年中に複数の国が加盟を予定している。ロシアは今年、BRICS議長国を務める。