*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミング~
2月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミング
■JR東、24/3上方修正 営業利益 3100億円←2700億円
■前場の注目材料:NTN、欧で次世代CVJ量産、低燃費化で提案拡大
■売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミング
1日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。
1月31日の米国市場は、NYダウが317ドル安、ナスダックは345ポイント安だった。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場の予想通り4会合連続で金利据え置きを発表。
FOMC声明で利下げの可能性が明確化されなかったため、早期利下げ期待が後退するなか、売り優勢の展開となった。
終盤にかけて米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が会見で、現時点で3月の利下げの可能性がベースシナリオではないとの委員会の考えを指摘すると、下げ幅を拡大した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比495円安の35875円、円相場は1ドル146円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップダウンから始まることになりそうだ。
昨日の日経平均は売り先行で始まった後は、断続的なインデックス買いを背景に、日中の高値圏で取引を終えていた。
この上昇部分を帳消しにする流れになりそうだが、前日の価格水準での推移が見込まれるため、売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミングを見極めることになりそうだ。
また、米国市場では大型テック株の決算が本格化するなか、決算内容を評価しつつも利益を確定する流れが優勢だった。
FOMCが利食いのきっかけになる可能性も意識されていたこともあり、失望売りの流れが強まる展開にはならないだろう。
国内においても主要企業の決算がピークを迎えるなか、ポジションが積み上がっているとも考えづらく、押し目狙いのスタンスとなろう。
また、FOMCで3月の利下げ観測が後退したものの、市場では5月を予想する向きが増えていたこともあり、売り一巡後はイベント通過による仕切り直しとなる。
週末には米雇用統計を控えているものの、米ADP雇用統計は予想を下回ったこともあり、米長期金利の低下につながっていた。
雇用統計に対する過度な警戒感は強まらないだろう。
物色としては昨日決算を発表したアドバンテスト (TYO:6857)、レーザーテック (TYO:6920)の反応が注目される。
PTSでは堅調だったが、ADRでは軟化していたこともあり、売り一巡後のリバウンド狙いに向かわせそうだ。
そのほかの決算ではJR東 (TYO:9020)、中国電力 (TYO:9504)、TDK (TYO:6762)、三菱倉 (TYO:9301)、ANA (TYO:9202)、北陸電力 (TYO:9505)、JR西 (TYO:9021)、FPG (TYO:7148)、京成 (TYO:9009)、牧野フライス (TYO:6135)、マキタ (TYO:6586)、扶桑化学 (TYO:4368)、ワコム (TYO:6727)、サイバー (TYO:4751)、メタウォーター (TYO:9551)などが注目される。
■JR東、24/3上方修正 営業利益 3100億円←2700億円
JR東 (TYO:9020)は2024年3月期業績予想の修正を発表。
売上高は2兆6960億円から2兆7120億円、営業利益を2700億円から3100億円に上方修正した。
新型コロナウイルス感染症の影響の縮小に伴い顧客の利用が堅調に回復したことなどにより、売上高は前回予想を上回る見込みとなった。
また、売上高の増加に加え、資源価格が想定より低廉に推移したことから、各段階利益は予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(36286.71、+220.85)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化観測
・NTN (TYO:6472)欧で次世代CVJ量産、低燃費化で提案拡大
・中部電力 (TYO:9502)グループのJERA、愛知・武豊火力発電所で火災
・シャープ (TYO:6753)XR新規事業を加速、都内に開発拠点
・三井物産 (TYO:8031)社有林を活用、未利用材からスキンケア商品
・日本特殊陶業 (TYO:5334)補修部品をドローン配送、熊本で実証
・堀場製作所 (TYO:6856)動物用自動装置に新機種、血球を安定測定
・ダイダン (TYO:1980)自社オフィスのZEB効果を推計
・TOPPAN (TYO:7911)シンガポール社を子会社化、日ASEANで物流DX拡大
・NEC (TYO:6701)羽田第2ターミナルの「共同キオスク」受注
・NTT (TYO:9432)ドコモなど、ネットワークスライシングの実証実験成功
・NTTデータG (TYO:9613)運転で脳の健康測定、国際自動車と、65歳以上で検証
・清水建設 (TYO:1803)カーボンネガティブの「環境配慮コンクリ」ビル工事に適用
・ENEOS (TYO:5020)グループのJX金属、100%再生電気銅を来年度投入、マスバランス方式
・大阪ガス (TYO:9532)グループのKRI、蓄電池試作企業を買収、受託研究開発を強化
・デクセリアルズ (TYO:4980)鹿沼の工場拡張、異方性導電膜を増強
☆前場のイベントスケジュール
・10:45 中・1月財新製造業PMI(予想:50.8、12月:50.8) <ST>
■売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミング
■JR東、24/3上方修正 営業利益 3100億円←2700億円
■前場の注目材料:NTN、欧で次世代CVJ量産、低燃費化で提案拡大
■売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミング
1日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。
1月31日の米国市場は、NYダウが317ドル安、ナスダックは345ポイント安だった。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場の予想通り4会合連続で金利据え置きを発表。
FOMC声明で利下げの可能性が明確化されなかったため、早期利下げ期待が後退するなか、売り優勢の展開となった。
終盤にかけて米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が会見で、現時点で3月の利下げの可能性がベースシナリオではないとの委員会の考えを指摘すると、下げ幅を拡大した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比495円安の35875円、円相場は1ドル146円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップダウンから始まることになりそうだ。
昨日の日経平均は売り先行で始まった後は、断続的なインデックス買いを背景に、日中の高値圏で取引を終えていた。
この上昇部分を帳消しにする流れになりそうだが、前日の価格水準での推移が見込まれるため、売り一巡後は押し目待ち狙いの買いのタイミングを見極めることになりそうだ。
また、米国市場では大型テック株の決算が本格化するなか、決算内容を評価しつつも利益を確定する流れが優勢だった。
FOMCが利食いのきっかけになる可能性も意識されていたこともあり、失望売りの流れが強まる展開にはならないだろう。
国内においても主要企業の決算がピークを迎えるなか、ポジションが積み上がっているとも考えづらく、押し目狙いのスタンスとなろう。
また、FOMCで3月の利下げ観測が後退したものの、市場では5月を予想する向きが増えていたこともあり、売り一巡後はイベント通過による仕切り直しとなる。
週末には米雇用統計を控えているものの、米ADP雇用統計は予想を下回ったこともあり、米長期金利の低下につながっていた。
雇用統計に対する過度な警戒感は強まらないだろう。
物色としては昨日決算を発表したアドバンテスト (TYO:6857)、レーザーテック (TYO:6920)の反応が注目される。
PTSでは堅調だったが、ADRでは軟化していたこともあり、売り一巡後のリバウンド狙いに向かわせそうだ。
そのほかの決算ではJR東 (TYO:9020)、中国電力 (TYO:9504)、TDK (TYO:6762)、三菱倉 (TYO:9301)、ANA (TYO:9202)、北陸電力 (TYO:9505)、JR西 (TYO:9021)、FPG (TYO:7148)、京成 (TYO:9009)、牧野フライス (TYO:6135)、マキタ (TYO:6586)、扶桑化学 (TYO:4368)、ワコム (TYO:6727)、サイバー (TYO:4751)、メタウォーター (TYO:9551)などが注目される。
■JR東、24/3上方修正 営業利益 3100億円←2700億円
JR東 (TYO:9020)は2024年3月期業績予想の修正を発表。
売上高は2兆6960億円から2兆7120億円、営業利益を2700億円から3100億円に上方修正した。
新型コロナウイルス感染症の影響の縮小に伴い顧客の利用が堅調に回復したことなどにより、売上高は前回予想を上回る見込みとなった。
また、売上高の増加に加え、資源価格が想定より低廉に推移したことから、各段階利益は予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(36286.71、+220.85)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化観測
・NTN (TYO:6472)欧で次世代CVJ量産、低燃費化で提案拡大
・中部電力 (TYO:9502)グループのJERA、愛知・武豊火力発電所で火災
・シャープ (TYO:6753)XR新規事業を加速、都内に開発拠点
・三井物産 (TYO:8031)社有林を活用、未利用材からスキンケア商品
・日本特殊陶業 (TYO:5334)補修部品をドローン配送、熊本で実証
・堀場製作所 (TYO:6856)動物用自動装置に新機種、血球を安定測定
・ダイダン (TYO:1980)自社オフィスのZEB効果を推計
・TOPPAN (TYO:7911)シンガポール社を子会社化、日ASEANで物流DX拡大
・NEC (TYO:6701)羽田第2ターミナルの「共同キオスク」受注
・NTT (TYO:9432)ドコモなど、ネットワークスライシングの実証実験成功
・NTTデータG (TYO:9613)運転で脳の健康測定、国際自動車と、65歳以上で検証
・清水建設 (TYO:1803)カーボンネガティブの「環境配慮コンクリ」ビル工事に適用
・ENEOS (TYO:5020)グループのJX金属、100%再生電気銅を来年度投入、マスバランス方式
・大阪ガス (TYO:9532)グループのKRI、蓄電池試作企業を買収、受託研究開発を強化
・デクセリアルズ (TYO:4980)鹿沼の工場拡張、異方性導電膜を増強
☆前場のイベントスケジュール
・10:45 中・1月財新製造業PMI(予想:50.8、12月:50.8) <ST>