*11:40JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):メルカリ、ファーストA、AIinsideなど
シマノ (TYO:7309):19575円(-1970円)
大幅反落。
前日に23年12月期の決算を発表している。
営業利益は837億円で前期比50.5%減となったが、従来計画の770億円は上振れる着地となっている。
一方、24年12月期は530億円で同36.6%減の見通し。
市場予想は900億円程度と増益を見込んでいただけに、連続大幅減益ガイダンスにネガティブなインパクト。
在庫調整終了による下期以降の回復を想定しているが、上半期は業績悪化継続を予想しているようだ。
イトーキ (TYO:7972):1767円 カ -
ストップ高買い気配。
前日に23年12月期決算を発表、営業利益は85.2億円で前期比86.0%増となり、従来計画の75億円を上振れ着地。
24年12月期も100億円で同17.3%増と2ケタ増を見込んでいる。
また、配当性向を40%に引き上げ、年間配当金は前期が37円から42円に引き上げ、今期も52円に増配計画。
さらに、株主優待制度の新設、大株主の売却意向に対応した立会外取引での900万株の自社株買い発表などもプラス材料視。
SMC (TYO:6273):79430円(-3790円)
大幅反落。
前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は501億円で前年同期比22.0%減となり、通期予想は従来の2330億円から2010億円、前期比22.2%減に下方修正している。
通期の市場コンセンサスは2200億円程度であったとみられる。
各地域における半導体関連需要の悪化が下振れの主因となるようだ。
下振れ懸念はあったものの、株価も高値圏にあっただけに、想定以上の下方修正をネガティブ視の動きが先行へ。
メルカリ (TYO:4385):2141円(-294.5円)
大幅反落。
昨年4月の安値も割り込んで昨年来安値を更新。
前日に第2四半期決算を発表、10-12月期営業利益は33億円で7-9月期の45億円から大幅減益、50億円程度であった市場予想も大きく下振れている。
マーケットプレイスの流通取引総額は想定以上に底堅かったものの、広告宣伝費が大幅に増加したことが利益を押し下げる要因となっているもよう。
利益コンセンサスの切り下がりを反映する動きが先行の形に。
JT (TYO:2914):3886円(-142円)
大幅反落。
前日に23年12月期の決算を発表している。
調整後営業利益は7280億円で前期比横ばいとなり、24年12月期は6880億円で同5.5%減の見通しとしている。
たばこ販売数量の減速、Ploom Xへの投資強化などを想定しているもよう。
年間配当金は前期が194円で188円計画から増配だが、配当性向70-80%からは想定線とみられる。
今期は横ばいの計画。
保守的とはみられるものの、減益ガイダンスをマイナス視する動きが優勢に。
ファーストA (TYO:5588):2216円(+400円)
ストップ高。
23年12月期決算を発表している。
営業利益1.26億円。
従来予想の1.01億円を上回り、前期の0.82億円の赤字から黒字に転換した。
APIソリューションサービス「Robota」シリーズ、会計帳票AIプラットフォーム「Remota」が引き続き好調に推移している。
24年12月期営業利益は前期比32.4%増の1.67億円予想。
23年10月からインボイス制度が導入されたことに伴い、経理DXへのニーズはより一層高まると見ている。
AIinside (TYO:4488):8840円(+1500円)
ストップ高。
24年3月期利益予想を上方修正している。
営業利益は4.79億円(前期比69.0%増)予想。
前回予想を2.5倍ほどに引き上げた。
売上高は前回予想を下回る見込みだが、生産性・生産効率の改善を目的とした全社的な取り組みで、インフラ費用の事前購入活用や採用戦略の見直しを行った結果、利益は上方修正となった。
FFRI (TYO:3692):1738円(+299円)
一時ストップ高。
第3四半期決算を発表している。
累計の営業利益は2.27億円。
上期の0.52億円から利益を伸ばした。
前年同期は0.12億円の赤字だった。
ナショナルセキュリティセクターの需要増加を取り込める体制構築を進めている。
24年3月期営業利益は2.61億円(前期比28.6%増)予想。
第3四半期段階の進捗率は86%。
利益積み上げは順調のようだ。
同時に、期末に7円の初配を行うと発表した。
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