*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~39000円処での底堅さを見極める流れ~
29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■39000円処での底堅さを見極める流れ
■千葉興銀、24/3上方修正 経常利益 98億円←95億円
■前場の注目材料:オリックス、空調機フロン再生、来月から全国展開
■39000円処での底堅さを見極める流れ
29日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
28日の米国市場は、NYダウが23ドル安、ナスダックは87ポイント安だった。
2023年10-12月期国内総生産(GDP)改定値が下方修正され、景気への楽観的見方が後退するなかで売りが先行した。
ただし、米長期金利の低下が安心感につながり下値を支えたほか、重要インフレ指標の発表を翌日に控えた調整で、終盤にかけての買戻しに下げ幅を縮小した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の39045円、円相場は1ドル150円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時39000円を下回る場面も見られており、節目の39000円処での底堅さを見極める流れになりそうだ。
米国では29日に1月の個人消費支出(PCE)の発表を控えていることから、持ち高調整の動きが入りやすい需給状況とみられる。
ただし、日経平均株価は足もとで調整を見せているが、最高値圏での推移であり、先高期待は強い。
39000円を下回ってくる局面では売り仕掛け的な動きが意識されそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが確認されそうだ。
米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が利食い売りに押されており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株は手掛けづらく、日経平均株価の重荷となる可能性がある。
ただし、昨日の値動きをみても、東エレク (TYO:8035)はプラス圏での推移となり、弱含んでいたアドバンテスト (TYO:6857)もプラス圏を回復していた。
調整を見せてきているものの、断続的に買いが入っているとみられ、売り仕掛け的な動きに対しては、その後のリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。
そのほか、日経平均株価が高値圏でのこう着が続くなか、相対的に出遅れていた中小型株を見直す動きが顕著に表れてきている。
また、3月相場入りとなるなか、配当志向の物色も意識されやすく、バリュー株への資金シフトもみられており、物色意欲の強さが窺える。
低位材料株などは短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすく、低迷が続いていた銘柄ほど、短期資金が集中しやすいだろう。
■千葉興銀、24/3上方修正 経常利益 98億円←95億円
千葉興銀 (TYO:8337)は2024年3月期業績予想の修正を発表。
経常利益を95億円から98億円に上方修正した。
銀行単体において、経費が当初計画を下回るほか、子会社である「ちば興銀カードサービス」の株式譲渡にかかる基本合意を締結したことにより税効果会計に係る繰延税金資産を計上。
同社からの配当金35億円の受領を予定していること等から、前回予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・1ドル=150.60-70円
・米長期金利は低下
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・アルゴグラフィックス (TYO:7595)EVモーター設計ソフト本格参入、SSILと資本提携
・オリックス (TYO:8591)空調機フロン再生、来月から全国展開
・日産自 (TYO:7201)27年度に自動運転サービス、「レベル4」視野
・住友商事 (TYO:8053)香港物流と冷凍海上輸送で提携、欧州から豚肉輸入
・島津製作所 (TYO:7701)米社からマイクロリアクター買収、ガスクロマト用
・ADEKA (TYO:4401)韓国に新棟、次世代半導体の新規材料製造
・三菱重 (TYO:7011)本牧工場の土地を一部売却、譲渡益500億円
・ホンダ (TYO:7267)新型FCV今夏投入、プラグイン充電搭載
・川崎重 (TYO:7012)仏シンビオと覚書、燃料電池システム共同開発
・ソディック (TYO:6143)高付加価値製品向け射出成形機シリーズ刷新
・堀場製作所 (TYO:6856)堀場テクノ、小惑星「ベンヌ」試料分析に参画、NASA探査プロ
・キッツ (TYO:6498)ベトナムに半導体バルブ新棟、45億円投資
・三機工業 (TYO:1961)消化ガス発電を受注、東京都下水局から
・横河電機 (TYO:6841)石油・鉄鋼向けCO2排出量管理サービス、削減手法まで助言
・三菱重 (TYO:7011)グループの三菱造船、燃料供給装置の基本設計完了
・KDDI (TYO:9433)ドローンポートで医薬品授受、日本航空など、東京・豊洲で実証
・日立 (TYO:6501)日立エナジーが独工場増強、49億円投資、変圧器の供給拡大
・住友金属鉱山 (TYO:5713)カナダのコテ金鉱山開発プロ周辺、資源量評価40トン増93トン
・旭化成 (TYO:3407)発がん性リスク軽減型の医薬賦形剤セルロース生産
・三菱ケミカルG (TYO:4188)広島のアクリロニトリル誘導品生産終了
・出光興産 (TYO:5019)愛知事業所、高度保安実施で特定認定取得
・アキレス (TYO:5142)社長・日景一郎氏、事業部技術融合製品を増強
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・1月小売売上高(前月比予想:+1.5%、12月:-2.7%) <ST>
■39000円処での底堅さを見極める流れ
■千葉興銀、24/3上方修正 経常利益 98億円←95億円
■前場の注目材料:オリックス、空調機フロン再生、来月から全国展開
■39000円処での底堅さを見極める流れ
29日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
28日の米国市場は、NYダウが23ドル安、ナスダックは87ポイント安だった。
2023年10-12月期国内総生産(GDP)改定値が下方修正され、景気への楽観的見方が後退するなかで売りが先行した。
ただし、米長期金利の低下が安心感につながり下値を支えたほか、重要インフレ指標の発表を翌日に控えた調整で、終盤にかけての買戻しに下げ幅を縮小した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の39045円、円相場は1ドル150円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時39000円を下回る場面も見られており、節目の39000円処での底堅さを見極める流れになりそうだ。
米国では29日に1月の個人消費支出(PCE)の発表を控えていることから、持ち高調整の動きが入りやすい需給状況とみられる。
ただし、日経平均株価は足もとで調整を見せているが、最高値圏での推移であり、先高期待は強い。
39000円を下回ってくる局面では売り仕掛け的な動きが意識されそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが確認されそうだ。
米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が利食い売りに押されており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株は手掛けづらく、日経平均株価の重荷となる可能性がある。
ただし、昨日の値動きをみても、東エレク (TYO:8035)はプラス圏での推移となり、弱含んでいたアドバンテスト (TYO:6857)もプラス圏を回復していた。
調整を見せてきているものの、断続的に買いが入っているとみられ、売り仕掛け的な動きに対しては、その後のリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。
そのほか、日経平均株価が高値圏でのこう着が続くなか、相対的に出遅れていた中小型株を見直す動きが顕著に表れてきている。
また、3月相場入りとなるなか、配当志向の物色も意識されやすく、バリュー株への資金シフトもみられており、物色意欲の強さが窺える。
低位材料株などは短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすく、低迷が続いていた銘柄ほど、短期資金が集中しやすいだろう。
■千葉興銀、24/3上方修正 経常利益 98億円←95億円
千葉興銀 (TYO:8337)は2024年3月期業績予想の修正を発表。
経常利益を95億円から98億円に上方修正した。
銀行単体において、経費が当初計画を下回るほか、子会社である「ちば興銀カードサービス」の株式譲渡にかかる基本合意を締結したことにより税効果会計に係る繰延税金資産を計上。
同社からの配当金35億円の受領を予定していること等から、前回予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・1ドル=150.60-70円
・米長期金利は低下
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・アルゴグラフィックス (TYO:7595)EVモーター設計ソフト本格参入、SSILと資本提携
・オリックス (TYO:8591)空調機フロン再生、来月から全国展開
・日産自 (TYO:7201)27年度に自動運転サービス、「レベル4」視野
・住友商事 (TYO:8053)香港物流と冷凍海上輸送で提携、欧州から豚肉輸入
・島津製作所 (TYO:7701)米社からマイクロリアクター買収、ガスクロマト用
・ADEKA (TYO:4401)韓国に新棟、次世代半導体の新規材料製造
・三菱重 (TYO:7011)本牧工場の土地を一部売却、譲渡益500億円
・ホンダ (TYO:7267)新型FCV今夏投入、プラグイン充電搭載
・川崎重 (TYO:7012)仏シンビオと覚書、燃料電池システム共同開発
・ソディック (TYO:6143)高付加価値製品向け射出成形機シリーズ刷新
・堀場製作所 (TYO:6856)堀場テクノ、小惑星「ベンヌ」試料分析に参画、NASA探査プロ
・キッツ (TYO:6498)ベトナムに半導体バルブ新棟、45億円投資
・三機工業 (TYO:1961)消化ガス発電を受注、東京都下水局から
・横河電機 (TYO:6841)石油・鉄鋼向けCO2排出量管理サービス、削減手法まで助言
・三菱重 (TYO:7011)グループの三菱造船、燃料供給装置の基本設計完了
・KDDI (TYO:9433)ドローンポートで医薬品授受、日本航空など、東京・豊洲で実証
・日立 (TYO:6501)日立エナジーが独工場増強、49億円投資、変圧器の供給拡大
・住友金属鉱山 (TYO:5713)カナダのコテ金鉱山開発プロ周辺、資源量評価40トン増93トン
・旭化成 (TYO:3407)発がん性リスク軽減型の医薬賦形剤セルロース生産
・三菱ケミカルG (TYO:4188)広島のアクリロニトリル誘導品生産終了
・出光興産 (TYO:5019)愛知事業所、高度保安実施で特定認定取得
・アキレス (TYO:5142)社長・日景一郎氏、事業部技術融合製品を増強
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・1月小売売上高(前月比予想:+1.5%、12月:-2.7%) <ST>