リスク選好ムード強まり、4万円の大台目前に【クロージング】

Fisco

発行済 2024年03月01日 16:06

*16:06JST リスク選好ムード強まり、4万円の大台目前に【クロージング】 1日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。
744.63円高の39910.82円(出来高概算17億9000万株)と史上最高値を更新して取引を終えた。
米国の過度なインフレ警戒の後退を映して、ハイテク株を中心に買われた前日の米国市場の流れを受けて、半導体関連株など値がさ株中心に上伸し、日経平均は大引けに向けて上げ幅を広げ、一時39990.23円まで水準を切り上げ、心理的な節目である4万円の大台にあと10円足らずのところまで迫った。


東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄、値下がり銘柄がともに805と拮抗し、変わらずが47だった。
セクター別では、鉱業、石油石炭、電気機器、海運など27業種が上昇。
一方、パルプ紙、空運、小売など6業種が下落した。
指数インパクトの大きいところでは、東エレク (TYO:8035)、ファーストリテ (TYO:9983)、アドバンテス (TYO:6857)、信越化 (TYO:4063)が堅調だった半面、7&iHD (TYO:3382)、イオン (TYO:8267)、エーザイ (TYO:4523)、ヤマハ (TYO:7951)が軟化した。


注目の1月の個人消費支出(PCE)統計では、デフレーターの総合指数が前年比2.4%増、コア指数は+2.8%増と市場予想と一致したため、インフレ警戒が後退し、ハイテク株中心に買われ、主要株価指数は上昇。
なかでもナスダック指数が過去最高値更新し、SOXも2.7%高と急伸した。
東京市場でも、この流れが波及し、半導体関連株中心に買いが先行、日経平均の上げ幅は800円を超える場面があった。
また、前日に149円台まで進んだ円高が修正され、150円台半ばまで円安に振れていることも投資家心理の改善に寄与したとみられる。


一方、きょうの日経平均の上げ幅744円のうち、東エレク、ファーストリテ、アドバンテス、信越化の4銘柄で約350円を占め、指数寄与度の大きい銘柄の上昇が相場を支えており、ここからさらに上昇するには、物色対象の広がりが重要との声が聞かれる。
また、来週にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言や雇用統計など重要イベントが多いことも様子見ムードを強める要因になると予想される。


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存