米国株見通し:伸び悩みか、金融政策を改めて材料視

Fisco

発行済 2024年03月21日 13:41

*13:41JST 米国株見通し:伸び悩みか、金融政策を改めて材料視 (13時30分現在)

S&P500先物      5,306.50(+19.75)
ナスダック100先物  18,590.50(+110.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は110ドル高。
長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ


20日の主要3指数は大幅続伸で過去最高値を更新。
ダウは401ドル高の39512ドルと3日連続で上値を切り上げた。
連邦準備制度理事会(FRB)は19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で引き締め的な政策を維持。
ただ、当局者による金利見通しは2024年の利下げを3回とする可能性を維持し、タカ派的な政策方針への過度な警戒は後退した。
政策発表後は金利安に振れ、主力ハイテクをはじめ幅広い買いが相場をけん引した。



本日は伸び悩みか。
FRBの引き締め的な金融政策が緩和方向に向かうとの安心感から、長期金利の低下が続けば引き続き買いは入りやすい。
ただ、当局者の見通しから過度な利下げ期待は収縮するとみられ、指数の過去最高値更新を受け利益確定売りも見込まれる。
また、今晩のフィラデルフィア連銀製造業景気指数、PMIなど経済指標はおおむね前回を下回ると予想され、ソフトランディングへの疑念から積極的な買いは抑制されるとみる。



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