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NY外為市場=ドル横ばい、米CPI待ち 岸田首相訪米中は介入リスク低いとの見方

発行済 2024-04-10 06:09
更新済 2024-04-10 06:18
© Reuters. ニューヨーク外為市場ではドルがほぼ変わらず。2021年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルがほぼ変わらず。3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控え、慎重な取引となった。一方、円は数十年ぶりの安値付近で推移し、日本当局による介入への警戒感が高まった。

CMEのフェドウオッチによると、CPIの発表を前に、米金利先物市場では6月の利下げ確率が58%と、8日終盤の52%から上昇した。また、年内の利下げ幅予想は計約74ベーシスポイント(bp)となっており、これは0.25%ポイント利下げ3回程度が見込まれていることを意味する。

マネーコープの北米ストラクチャードプロダクツ部門責任者、ユージン・エプスタイン氏は、年初以降、米10年債利回りが約47bp上昇する半面、ドルが2.5%の上昇にとどまっていることを指摘。「短期的にはドルが米債利回りに追いつくために上昇する、もしくは米債利回りが再び低下するかのどちらかが起こる可能性がある」と述べた。

また、一部アナリストの間からは、地政学的リスクによりドルを含む安全資産への需要が高まる可能性があるとの指摘が聞かれた。

終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は横ばいの104.12。

ドル/円は横ばいから小幅安の151.755円。先月記録した34年ぶりの高値である151.975円からさほど遠くない水準にある。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「岸田文雄首相の訪米中は、介入リスクは非常に低い」という考えを示した。

10日には米首脳会談、11日には日米フィリピン首脳会談が予定されている。

また、日銀の植田和男総裁は9日、今後、基調的な物価上昇率が日銀の見通し通りに少しずつ上がっていけば「緩和の度合いの縮小を考えていかないといけない」と述べた。

ユーロ/ドルは0.1%安の1.0852ドル。

11日の欧州中央銀行(ECB)理事会が注目されている。アナリストは金利据え置きを予想している。  

ドル/円 NY終値 151.77/151.80

始値 151.79

高値 151.84

安値 151.58

ユーロ/ドル NY終値 1.0855/1.0859

始値 1.0867

高値 1.0885

安値 1.0848

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