米国株見通し:伸び悩みか、中東にらみ買戻しは限定的

Fisco

発行済 2024年04月22日 13:50

更新済 2024年04月22日 14:00

*13:50JST 米国株見通し:伸び悩みか、中東にらみ買戻しは限定的 (13時30分現在)

S&P500先物      5,017.50(+13.75)
ナスダック100先物  17,248.50(+67.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は80ドル高。
アジア株はやや堅調となり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ


19日の主要3指数はまちまち。
下げ幅拡大のナスダックとS&Pは6日続落、逆にダウは211ドル高の37986ドルと続伸で取引を終えた。
イスラエルとイランの緊張で中東情勢の混迷は深まり、週末に向け幅広い売りが相場を圧迫。
また、金融当局者から引き続きタカ派的な見解が示されたほか半導体需要予測の下方修正を受け、ハイテク売りが加速した。
半面、好業績のアメリカン・エキスプレスが買われ、指数をサポートした。



本日は伸び悩みか。
前週までの軟調地合いで割安感が生じ、買戻しが指数を押し上げる可能性もあろう。
ただ、中東情勢は引き続き先行き不透明感が広がり、売りが出やすい地合いに変わりはない。
現時点で両国の被害は限定的とはいえ、積極的な買いは抑制される見通し。
一方で、連邦準備制度理事会(FRB)の複数回の利下げ期待は後退しつつある。
長期金利が底堅く推移すれば、主力ハイテク企業の決算発表に向け買いは後退しそうだ。



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