ユーロ週間見通し:もみ合いか、過熱感による利食い売りが増える可能性

Fisco

発行済 2024年04月27日 14:15

更新済 2024年04月27日 14:30

*14:15JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、過熱感による利食い売りが増える可能性 ■強含み、4月ユーロ圏総合PMIは市場予想を上回る

今週のユーロ・ドルは強含み。
4月23日発表の4月ユーロ圏総合PMIは市場予想を上回ったこと、中東情勢の悪化に対する警戒感は低下したことが要因。
ただ、米国の利下げ開始時期は9月以降になるとの見方が強まり、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは週末前に一服した。
取引レンジ:1.0624ドル-1.0753ドル。


「もみ合いか、域内経済回復への期待残る

来週・再来週のユーロ・ドルはもみ合いか。
欧州中央銀行(ECB)による6月利下げ観測は後退していない一方、インフレ持続で米利下げ開始時期は9月以降になるとの見方が増えている。
ただ、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待は残されており、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。


予想レンジ:1.0550ドル-1.0850

■上昇、日銀緩和継続の思惑強まる

今週のユーロ・円は上昇。
欧州中央銀行(ECB)による6月利下げ観測は後退していないものの、日本銀行は緩和的な金融環境を当面維持するとの見方が強まり、週末前にユーロ買い・円売りが急拡大した。
ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待は持続していることもユーロ買い材料となった。
取引レンジ:164円40銭-169円39銭。


■もみ合いか、過熱感による利食い売りが増える可能性

来週・再来週のユーロ・円はもみ合いか。
4月30日発表の1-3月期ユーロ圏域内総生産(GDP)や4月ユーロ圏消費者物価コア指数が市場予想を上回った場合、ユーロ買いがやや強まる可能性がある。
ただし、ユーロ・円は過去最高値に接近しており、過熱感による利食い売りが増える可能性は残されている。


○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・4月30日:1-3月期域内総生産(10—12月期:前年比+0.1%)
・4月30日:4月消費者物価コア指数(3月:前年比+2.9%)

予想レンジ:164円50銭-168円50銭


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