ナオミ・キャンベル、ファッション界の多様性に向けた変化を確信

Reuters

発行済 2020年06月30日 13:56

[ラゴス 29日 ロイター] - ファッションモデルのナオミ・キャンベル(50)はロイターとのインタビューに応じ、長らく多様性に欠けると批判されてきたファッション・美容業界も、雇用の創出や幅広い顧客に向けた製品の開発などを通じて変化し得るとの見解を示した。

人種差別に対する抗議運動の高まりを受けて、一部には製品の変更などを行う企業もみられている。米日用品・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) (N:JNJ)は、より幅広い肌の色に対応したばんそうこう「バンドエイド」を発売すると発表した。

キャンベルはモデルとして34年のキャリアを持ち、黒人モデルでは初めてフランス版「ヴォーグ」や米「タイム」誌の表紙を飾った経歴を持つ。

キャンベルは「全世界が同じ思いだ。人々が声を上げている。そうした動きを、われわれは変えられるとの期待を持って見ている」と述べ、黒人にもデザイナーやスタイリスト、メイクアップアーティストなどの職に就く機会が増えると信じている、と語った。