米国務次官補候補「台湾との関係発展させるべき」、公聴会証言

Reuters

発行済 2021年06月16日 02:02

更新済 2021年06月16日 11:54

[ワシントン 15日 ロイター] - バイデン米大統領が東アジア・太平洋担当の国務次官補に指名したダニエル・クリテンブリンク氏は15日、米国はあらゆる分野で台湾との関係を一段と発展させるべきと述べた。

上院外交委員会の公聴会で、台湾を自国の領土と主張する中国からの圧力に直面したとしても、台湾への「確固たる義務」を果たすという決意とコミットメントを示すことが重要と指摘。「あらゆる分野で台湾との強固な関係を一段と発展させることがわれわれに課せられた責務」とした。

議員からは、米政府が長年維持してきた「戦略的曖昧さ」と呼ばれる政策を変更し、中国が攻撃した場合に米国が台湾を防衛する意思を明確にすべきかとの質問が出た。