北朝鮮外相、米と接触考えず 「時間の浪費」と一蹴

Reuters

発行済 2021年06月24日 00:45

更新済 2021年06月24日 09:27

[ソウル 23日 ロイター] - 北朝鮮の李善権(リ・ソングォン)外相は23日、米国とのいかなる接触も考えていないと表明した。

朝鮮中央通信(KCNA)が報じた談話で「われわれは米国とのいかなる接触の可能性も考えていないし、ましてや接触しても何の得にもならず、貴重な時間を費やすだけだ」と述べた。

米国のソン・キム北朝鮮担当特使は21日、訪問先の韓国・ソウルで、北朝鮮側と「いつでもどこでも条件なしに」会う用意があるとし、北朝鮮からの「前向きな回答」に期待を示した。

22日には、金正恩朝鮮労働党総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)党副部長が、米国の対話期待はより大きな失望をもたらすだけとの談話を発表していた。