米、ロシアにサイバー攻撃対処を要請 首脳電話会談

Reuters

発行済 2021年07月10日 03:11

更新済 2021年07月10日 05:27

[ワシントン 9日 ロイター] - 米ホワイトハウスは9日、バイデン大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、同国のランサムウエア(身代金要求型ウイルス)集団を阻止する措置を講じるよう求めたと明らかにした。

ホワイトハウスは声明で「バイデン大統領は、ロシア国内に拠点を置くランサムウエア集団をロシアが取り締まる必要があると改めて指摘し、ランサムウエアが及ぼす広範な脅威に引き続き対応していくと強調した」とした。

バイデン大統領は電話会談後、「相互に影響を及ぼす事案が起きていると考えられるときに、互いにコミュニケーションが取れるよう、定期的に連絡を取り合う手段の構築」について、プーチン大統領と合意したと表明。電話会談は「うまくいった」とし、楽観的な見方を示した。

また、ランサムウエア攻撃に利用されたサーバーを米国が攻撃することは理にかなうとの考えも示した。