五輪=南スーダンの難民選手、困難にも東京大会へ「希望失わず」

Reuters

発行済 2021年07月16日 12:40

[ナイロビ 15日 ロイター] - 南スーダンの難民であるアンジェリーナ・ナダイ・ロハリス(26)は、難民選手団の一員として出場する東京五輪に向け、困難に直面しても「希望を失うことはない」と意気込みを見せた。

ロハリスは2002年に出身国である南スーダンを離れてケニアに入国したが、トレーニングウェアには両国の国章などはない。

かつては飛行機で世界を見ることを夢見ていたというが、「私には遠くに行ける才能があることに気付いた」とロハリス。1500メートル走で頭角を現し、「もし4分30秒を切ることができたら、それは大きな成功」と五輪での目標を掲げる。