五輪=競泳女子の大橋悠衣が金メダル、貧血や重圧を克服

Reuters

発行済 2021年07月25日 11:31

更新済 2021年07月25日 13:36

[東京 25日 ロイター] - 東京五輪は25日、競泳女子400メートル個人メドレー決勝を行い、大橋悠依が4分32秒08で金メダルを獲得した。日本勢の金メダルは今大会2つ目。

学生時代に貧血に悩まされ、2019年には精神的な重圧に苦しんだ大橋にとって、東京大会が初の五輪となった。

大橋は試合直後のインタビューで「自分を信じて泳いだ。金メダルを取れるなんて本当に思っていないなかった」と語った。「ここに来るまでいろんなことがあった。ここにチャレンジさせてもらえて感謝している」と述べた。

大橋は2泳法目の背泳ぎで先頭に立つと、次の平泳ぎで2位を体ひとつ引き離した。最後の自由形でエマ・ウェイアント(米国)に追い込まれたが、逃げ切った。

2着はウェイアント(米国)で4分32秒76。ハリ・フリッキンガー(同)が4分34秒90で3着だった。

大橋は滋賀県彦根市出身。個人メドレーの200メートルと400メートルの2種目で日本記録を持っている。女子200メートル個人メドレー(予選は26日)にも出場する。