香港国安法で初の有罪判決、「スローガンは独立を扇動」

Reuters

発行済 2021年07月27日 20:03

更新済 2021年07月28日 13:46

[香港 27日 ロイター] - 香港の高等法院(高裁)は27日、国家安全維持法(国安法)を初めて適用した裁判で、被告の男性にテロ活動罪と国家分裂扇動罪で有罪判決を言い渡した。

唐英杰被告(24)は抗議デモの際にバイクで警官隊に突入したとされる。またデモのスローガン「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、時代の革命だ)」の旗を掲げたことで独立を扇動した罪に問われていた。

この裁判は香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が選んだ裁判官が担当した。被告の保釈や陪審員の参加が認められなかったことで民主派活動家や人権団体から批判されている。