五輪=バッハ会長、体操女子バイルスの告白「勇気ある」と称賛

Reuters

発行済 2021年07月31日 12:40

更新済 2021年08月01日 02:27

[東京 30日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は30日、東京五輪の体操女子で精神的な理由により競技を辞退したシモーン・バイルス(米国)について、勇気ある行動と称賛した。

体操界のスーパースターであるバイルスは、27日に行われた団体総合決勝で突如棄権して世界中に衝撃を与え、その直後には心の健康を守るために29日の個人総合決勝にも参加しない意向を示した。

バッハ会長は記者団に対し、団体戦後にバイルスと少し話す機会があったと明かし、「彼女は問題を抱えていることを認めているが、これは勇気のあることだ。1年前、メンタルヘルスの問題を告白できる人がいただろうか」とその勇気をたたえ、「われわれは彼女とともにある」と語った。