五輪=復帰した米バイルス、種目別平均台で銅「とても長い1週間」

Reuters

発行済 2021年08月03日 18:50

更新済 2021年08月04日 01:37

[東京 3日 ロイター] - 精神的な理由で東京五輪を一時欠場していた米体操女子のエース、シモーン・バイルスが3日、同競技最後となる種目別平均台決勝に臨み、14.000点で銅メダルを獲得した。2016年のリオでジャネイロ五輪に続く同種目での銅メダルとなった。

バイルスは銅メダルが決まった後、「とても長い1週間、とても長い5年間だった。今日はただ自分のために演技したいと思っていて、それができた。この銅メダルは、リオの平均台で取ったものよりも特別に感じる。ずっと大事にしたい」と、記者団に語った。

金メダルは14.633を取った管晨辰(中国)が、銀メダルは14.233点の唐茜靖(中国)がそれぞれ獲得した。 

24歳のバイルスは、リオ五輪では個人3種目、団体1種目で金メダルを獲得。東京大会では「いくつ金を取るか」が注目されていたが、27日に行われた女子団体総合では1種目目の跳馬で演技した後、残りの種目を棄権。個人種目の女子個人総合や、跳馬、段違い平行棒、床運動も出場を取りやめていた。