J・P・ベルモンド氏死去、88歳 「勝手にしやがれ」など主演

Reuters

発行済 2021年09月07日 01:27

更新済 2021年09月07日 10:20

[パリ 6日 ロイター] - 映画「勝手にしやがれ」などで知られるフランスのスター俳優ジャンポール・ベルモンドさんが6日に死去した。88歳だった。仏映画界に新風を起こした「ヌーベルバーグ」運動の代表的存在として人気を博した。

1933年、パリ近郊のヌイイシュルセーヌに生まれ、パリの国立高等演劇学校で学んだ。ジャンリュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」(1960年)ではチンピラ役を演じて世界的なスターダムにのし上がり、「気狂いピエロ」(1965年)などでも高い評価を得た。

その魅力は皮肉と繊細さ、温かみや無意識の安らぎが生み出す新しいロマンティックとされ、ヌーベルバーグの代表であるフランソワ・トリュフォー氏、アラン・レネ氏、ルイ・マル氏といった監督作品にも起用された。