北朝鮮、弾道ミサイルらしきもの発射 日本のEEZ外に落下か

Reuters

発行済 2021年09月28日 07:20

更新済 2021年09月28日 16:37

[ソウル/国連/東京 28日 ロイター] - 韓国軍は28日、北朝鮮が東側の海へ向けて少なくとも1発の飛翔体を発射したと発表した。日本の防衛省は、弾道ミサイルの可能性があるとしている。

共同通信と時事通信は日本政府関係者の話として、発射された飛翔体は1発で、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した可能性は低いと伝えた。

北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使はニューヨークの国連総会で演説し、誰も自衛権や兵器の実験を行う権利を否定できないと発言。米国に敵視政策を放棄するよう呼びかけた。

北朝鮮は今月15日、列車に搭載した弾道ミサイルを発射。13日には、巡航ミサイルの発射に成功したと発表した。

菅義偉首相は同日午前、記者団に対し、これまで以上に警戒監視を強めるとしたうえで、発射の状況について分析中だと語った。

韓国の文在寅大統領は、側近に対し、北朝鮮の最近の動向を細かく分析するよう指示。