北朝鮮に兵器実験行う権利、米は敵視政策放棄を=国連大使

Reuters

発行済 2021年09月28日 08:00

更新済 2021年09月28日 16:36

[国連 27日 ロイター] - 北朝鮮の金星国連大使は27日、米国に対し「敵視政策」を放棄するよう求め、北朝鮮の自衛権や兵器実験を行う権利は誰も否定できないとした。国連総会での演説で述べた。

演説のさなか、韓国軍は北朝鮮が東側の海へ向けて少なくとも1発の飛翔体を発射したと発表した。日本の防衛省は弾道ミサイルの可能性があるとしている。[nL4N2QT3SA]

金大使は、北朝鮮が米国や韓国が保有または開発中のものと同等の兵器システムを開発、実験、製造、保有する当然の権利を誰も否定できないと発言。朝鮮半島で戦争が回避されているのは北朝鮮の抑止力が高まっているためであり、「米国の慈悲」が理由ではないと強調した。