米・トルコの両大統領補佐官、防衛問題など巡り電話協議

Reuters

発行済 2021年10月28日 11:50

[ワシントン 27日 ロイター] - 米国とトルコの両大統領補佐官が27日に電話協議を行い、防衛問題や意見の相違解消に向けた方策を話し合った。米ホワイトハウスが発表した。

トルコのエルドアン大統領は週末、同国で拘束中の慈善家オスマン・カバラ氏の釈放を求めた欧米など10カ国の駐トルコ大使を追放するよう外務省に指示したと表明。25日になって各大使が内政不干渉の原則に従う意向を改めて示したとして、指示を撤回した。

ホワイトハウスによると、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)とトルコのカリン大統領補佐官は、防衛関係、アフガニスタン、中東、南コーカサス、地中海東岸を含む幅広い問題について協議した。

ホワイトハウスは「彼らはまた、意見の相違を制御し、建設的な2国間関係を維持するため対話を継続することの重要性で一致した」とした。

トルコの国営テレビTRTハーバーによると、両者はロシアの防衛システム購入を巡ってトルコを米が排除したF35戦闘機プログラムや、トルコによるF16戦闘機購入要請などについても協議した。