イスラエル、入植住宅3000戸の建設推進 米国の反対押し切る

Reuters

発行済 2021年10月28日 14:20

[エルサレム 27日 ロイター] - イスラエル政府は27日、占領下に置いているヨルダン川西岸パレスチナ自治区で約3000戸のユダヤ人入植用住宅を建設する計画を承認した。米バイデン政権の強い反対を押し切る形となった。

イスラエル国防相高官は1800戸の住宅建設が正式に承認され、1344戸について仮承認が出されたと説明した。建設許可を出すかどうかはガンツ国防相が決定する。米国との摩擦が一段と激しくなりそうだ。

イスラエル政府高官は「政府は、バイデン政権との良好な関係とさまざまな政治的制約の間でバランスを取ろうとしている」と語った。