テニス=元世界4位の伊達公子氏、苦悩の大坂にエール送る

Reuters

発行済 2021年10月31日 11:24

[30日 ロイター] - 女子テニスの元世界ランク4位、伊達公子氏は、大坂なおみ(24)の苦悩に理解を示しながらも、世界の大舞台での成功に伴うプレッシャーに対処する方法を見つける必要があるとの見方を示した。

大坂は先月の全米オープン、シングルス3回戦で敗退。自身のメンタルヘルスの問題に専念するため、しばらく休養する意向を明かした。

元世界ランク1位の大坂は今年5月、自分自身に悪影響を及ぼすとの理由から、全仏オープンでのメディア対応を拒否。同大会を途中棄権して以来、調子を落としており、現在は世界ランク10位。

伊達氏は日本外国特派員協会の月刊誌「NUMBER 1 SHIMBUN」に対し、大坂は自身同様、ランキングが急上昇することに向けて準備できていなかったと説明。また、大坂は全てを真剣に捉える性格であるため、抱えている問題が悪化してしまうと指摘した。