彭帥さん問題でWTAは人権を擁護、元米女性問題特使が称賛

Reuters

発行済 2021年11月24日 16:39

[23日 ロイター] - 元米国際女性問題担当特使のケリー・カリー氏は、中国女子テニスの彭帥選手の性的暴行告発問題について、女子テニス協会(WTA)が損失覚悟で理念を死守し指導力を発揮したと述べ、世界で「最も効果的な」人権団体の役割を果たしていると称賛した。

彭さんは中国共産党の幹部だった張高麗前副首相から性的関係を強要されたとソーシャルメディアで告発した後、消息が分からなくなり、約3週間にわたり国際的に懸念されていた。彭さんは先週末、北京で姿を見せたという。

女子テニスツアーを統括するWTAは、この問題を巡り中国のトーナメント不参加の可能性に触れつつ、透明な調査と、彭さんの健康と安全の保証を求めている。