核合意再建協議、9日に再開 イランの姿勢に懸念も

Reuters

発行済 2021年12月07日 23:58

更新済 2021年12月08日 11:37

[ドーハ 7日 ロイター] - フランスのルドリアン外相は、イラン核合意再建に向けた協議が9日に再開する見通しだと明らかにした。ただ、イランが核開発を進めるために協議を引き延ばしているとして懸念を示した。

11月29日に開始し、今月3日に中断した7回目の協議についてルドリアン氏は議会の委員会で「それほど期待が持てる」状況ではないと指摘。

イランは協議引き延ばしを望んでいるもようだとし、長引けば長引くほど、イランは核開発制限義務の履行をさらに停止し、核兵器保有に近付くことになるとの認識を示した。

イランのメディアも核合意再建協議が9日に再開する見通しだと報じたが、米国務省の高官は、確定した日程は承知していないと述べた。

イランが義務履行を再開し、米国が核合意に復帰することを目指し、両国はウィーンで欧州を仲介役とする間接協議を行ってきた。