プーチン氏、欧米が攻撃姿勢なら「軍事的対応」 ウクライナ巡り

Reuters

発行済 2021年12月22日 02:46

更新済 2021年12月22日 16:54

[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナを巡る米国などとの対立について、ロシア側に引き下がる余地はなく、欧米が攻撃的な姿勢を改めなければ厳しい対抗策を迫られると述べた。

軍関係者に対し、ロシアの面前にあるウクライナで米国が行動しているとし、「ここから引き下がる場所はないと理解すべきだ。われわれが黙って見ているとでも思っているのか」と語った。

その上で、「西側諸国が攻撃的な路線を継続すれば、われわれは適切な軍事的・技術的対応策を取り、非友好的な行動には厳しく対応するだろう」と強調した。

ロシアは国境付近に配置している数万人規模の部隊を来月にもウクライナに侵攻させるのではないかと懸念されている。欧米とウクライナとの関係強化によりウクライナ領内に北大西洋条約機構(NATO)のミサイルが配備される可能性があるとして、ロシアはNATOが東方に拡大しない保証が必要だと主張している。