NATOロシア理事会を12日に開催、ウクライナ情勢巡る外交活発化

Reuters

発行済 2022年01月05日 00:18

更新済 2022年01月05日 00:28

[ブリュッセル 4日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)が12日にブリュッセルで「NATOロシア理事会」の会合を計画していることが4日、NATO当局者の話で分かった。ウクライナを巡る紛争勃発を防ぐために、ロシアとの協議を行う。

ロシア外務省のザハロワ報道官は、ロシア当局者がNATOロシア理事会に出席すると確認。リャプコフ外務次官らがジュネーブで米国のシャーマン国務副長官と会談を行った後に会合に出席すると見られる。

これに先立つ10日にはジュネーブで米国とロシアの当局者が安全保障関連協議を実施。

NATOロシア理事会の翌日の13日には米国や欧州各国が加盟する欧州安保協力機構(OSCE)の会合が開かれる。ジュネーブに本部を置くOSCEには米国を含むNATO加盟国のほか、ロシアやウクライナなど旧ソ連構成国が加盟している。