親ロシア派指導者、領域拡大を示唆 「ウクライナ軍は撤退を」

Reuters

発行済 2022年02月24日 00:56

更新済 2022年02月24日 07:18

[ドネツク(ウクライナ) 23日 ロイター] - ウクライナ東部の親ロシア派支配地域「ドネツク人民共和国」の指導者を名乗るデニス・プシリン氏は23日、ウクライナ政府軍は同地域が権利を主張する領域から撤退し、武器を引き揚げるべきとの考えを示した。タス通信が伝えた。

同氏はそうしたシナリオが最善と述べたという。

ロシアは今週、「ドネツク人民共和国」を含むウクライナ東部の親ロ派2地域の独立を承認したが、親ロ派は現在の支配地域よりはるかに広い範囲のウクライナ領土について権利を主張している。

プシリン氏はこれより先、ウクライナとの境界を巡り平和的な解決を望んでいるが、「偉大なるロシア」に支援を求める権利を留保していると述べた。