西側諸国、ロシアに「破壊的代償」警告へ 異例のサミット集中開催

Reuters

発行済 2022年03月24日 11:45

更新済 2022年03月24日 17:56

[ブリュッセル 24日 ロイター] - 西側諸国は24日に異例の集中開催となる北大西洋条約機構(NATO)、主要7カ国(G7)、欧州連合(EU)の各首脳会議で、ロシアのプーチン大統領にウクライナ侵攻の「破壊的」代償を払わせる決意を示す見通し。

ベルギーの首都ブリュッセルで開かれる一連の会議にはバイデン米大統領も出席し、ウクライナのゼレンスキー大統領はNATOとEUの会議でビデオ演説を行う見通し。

先頭を切るのはNATO緊急首脳会議で、ロシアに近い欧州東部の防衛力増強で合意する公算が大きい。NATO首脳はまた、生物・化学兵器のほか、核の脅威からウクライナを守るための装備供与を決めるとみられる。

欧米の主要国に日本を加えたG7も経済制裁を通じてロシアに大規模な代償を科す決意を強調する見通し。