国連総会、ウクライナの人道決議採択 民間人の保護要請

Reuters

発行済 2022年03月25日 02:36

更新済 2022年03月25日 04:27

[国連 24日 ロイター] - 国連総会は24日、ウクライナなどが作成した民間人の保護など人道状況の改善に向けた決議案の採決を行い、賛成多数で採択した。193加盟国のうち140カ国が賛成する一方、ロシア、シリア、北朝鮮、エリトリア、ベラルーシの5カ国が反対し、中国を含む38カ国が棄権した。

国連総会では今月2日にロシアのウクライナ侵攻を非難し、軍の即時撤退をロシアに求める決議が141カ国の賛成で採択されており、ロシアは国連で孤立を深めている。

今回採択された決議は、医療、援助、報道関係者らの民間人のほか、病院などの民間インフラの保護を要請。ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリを含む都市の包囲の解除も訴えた。