国内新車販売、4月は14.3%減 半導体不足や中国の都市封鎖響く

Reuters

発行済 2022年05月02日 14:42

更新済 2022年05月02日 15:27

[東京 2日 ロイター] - 自動車販売の業界団体が2日発表した4月の国内新車販売台数は、前年同月比14.3%減の29万9620台と10カ月連続で減少した。長引く世界的な半導体不足のほか、新型コロナウイルス感染拡大による影響、特に中国におけるロックダウン(都市封鎖)で部品供給に遅れが生じており、各社の減産が続いていることが響いた。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2日に発表した数値をロイターがまとめた。

登録車は15.0%減の17万8761台と8カ月連続で前年を下回った。軽自動車は13.4%減の12万0859台と11カ月連続で前年を割り込んだ。

乗用車メーカー8社の登録車をブランド別でみると、日産自動車は10.6%増、SUBARUが6.2%増となるなど3社が前年を上回った。一方、トヨタ自動車は15.9%減だったほか、トヨタの高級車ブランド、レクサスは約3割落ち込んだ。ホンダも28.3%減となった。