世界の喫煙率、初めて低下 19年時点で19.6%=リポート

Reuters

発行済 2022年05月19日 15:28

[ロンドン 18日 ロイター] - 公衆衛生推進団体と米学術チームが発表したリポート「タバコ・アトラス」によると、2019年時点の世界の喫煙率が19.6%となり、02年の統計開始以来初めて低下した。

ただ、この統計には一部地域における喫煙者増加のほか、調査対象国の約半分で10代前半の喫煙が増加している現状が反映されていないという。

リポートによると、世界の喫煙人口は11億人、他のたばこ製品使用者はさらに2000万人に上る。喫煙率は07年に22.7%だった。

一方、アフリカ・地中海および西太平洋地域で人口が増加し、多数の地域で依然喫煙者が増加していることが示された。さらに、アフリカの少なくとも10カ国では、成人と若年層の間でたばこの普及が進んでいる。