ベルリン中心部で車が突っ込み教諭1人死亡、生徒14人負傷 29歳男性拘束

Reuters

発行済 2022年06月09日 00:06

更新済 2022年06月09日 04:45

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツの首都ベルリン中心部で8日、29歳の男性が運転する乗用車が歩行者に突っ込み、生徒を引率していた女性教諭1人が死亡し、生徒のうち14人が負傷した。

警察によると、運転していたのはドイツ・アルメニア系の男性で、通行人に取り押さえられた後、警察が身柄を拘束した。乗用車は歩道に2回乗り上げたという。取り調べが進められているが、意図的に突っ込んだのか、事故だったのか現時点では分かっていない。

現場を訪れたベルリンのギファイ市長は記者団に対し「まだ全ては明らかになっていない」と述べた。

独紙ビルトは、死亡したのは学校の教諭で、生徒と共にカイザー・ヴィルヘルム記念教会付近にいたところ事故に巻き込まれたと報道。警察によると、負傷者のうち6人が生命に危険のある重傷を負っている。

警察はその後、負傷者の中にこの教諭が引率していた生徒のうち14人が含まれると明らかにした。

ドイツ中部ヘッセン州の公共放送によると、死亡した教諭はヘッセン州の小さな町、バート・アーロルゼンから10年生の生徒を引率して現場付近を訪れていた。ドイツの10年生は16、17歳。